遊戯王の教科書 ~カードの読み方を学ぼう~

2020年10月29日

読者の皆さま、こんにちは。

今回は『遊戯王の教科書』と題しまして、「カードからどんなことが読み取れるか」を解説していきたいと思います。

実は過去にもガチまとめさんの方で『遊戯王の教科書』シリーズを書いておりますので、まだご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、併せてご覧いただければと思います。

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初心者のうちは、カードにどんな情報が書いているか把握するのも大変です。
なので、まずは「どんなことを把握すべきか」ということを紹介していきます。

また脱初心者の方や中級者以上の人には、「どういった情報を読み取るべきか」についても書いてみました。
こちらは後々のデッキ構築における理論にもつながる話となりますので、是非ともお読みいただければと思います。

それでは、どうぞよろしくお願いします。

目次

基本となるカードの読み方

カードの情報は、細かく分けると以上のような項目に分類できます。
こうしてみると、たった1枚のカードの中にたくさんの情報が詰め込まれているのがわかりますね。

初心者の方がこれらの情報を、最初からすべて覚えることはとても難しいです。

なのですべての情報を理解したり覚えたりしようとせず、最初のうちは必要なものや重要なものだけを覚えるように意識しましょう。

初心者は何を把握すべきか

では、初心者のうちはどんなことを把握しておけばよいのでしょうか。
個人的には、以下の3つを把握しておくだけでも、かなり理解がしやすくなると思います。

カードの種類

モンスターカードや、魔法・罠カードといった種類の分類です。
それらのカード種の中にも細かい分類はありますが、とりあえずは「モンスター」と「魔法・罠」の2つに分けて理解しましょう。

慣れてきたら「モンスター」の中でも「メインデッキのモンスター」と「EXデッキのモンスター」、「魔法・罠」の中でも「速攻魔法と罠カード(相手ターンでも発動できるもの)」と「フィールドに残るもの(フィールドに残り続けるもの)」、「それ以外のもの」と分けて考えるようにするとプレイの上達も早くなると思います。

ステータスの把握

モンスターカードには攻撃力や守備力、レベルやランク、属性、種族と言ったステータスが記されています。

最初のうちは、攻撃力と守備力、レベルくらい把握しておけば大丈夫です。
攻撃力や守備力の数値が2000より高いか低いか、レベルが4より高いか低いか、これらのことを中心に覚えましょう。

慣れてくれば攻撃力・守備力は500刻み(1500、2000、2500など)、レベルは4、6、8の刻みで覚えるようにしましょう。

おおまかな効果の理解

この効果の理解と言う部分が、初心者にとってはもっとも重要で、もっとも大変な部分でしょう。

遊戯王は(特に最近のものは)この効果テキストの文章量がとても多いので、把握するのも一苦労です。
始めはすべての効果を覚えようとしなくても大丈夫なので、重要そうなものだけを覚えるようにしましょう。

このように用語でまとめていくと、覚えやすくなるかと思います。

・覚えていた方が良い重要な効果の例
デッキからカードを手札に加えるもの(サーチ効果)
デッキからモンスターを特殊召喚するもの(リクルート効果)
デッキからカードを墓地へ送るもの(墓地肥やし効果)
墓地のモンスターを特殊召喚するもの(蘇生効果)
フィールドのカードを破壊したり除外したりするもの(除去効果)
モンスターの召喚やカードの発動を無効にするもの(無効効果)     などなど

脱初心者~中級者の読み方

ここからは「基本的なことはもう大丈夫だよ」といった脱初心者~中級者向けの内容となります。
むしろ本番はここからと言っても過言ではありません。

基本的なことができるようになった後は、やはり応用を覚えることが必要になってきます。
カードの読み方という基本ができるようになったなら、次はカードから「どのような情報を引き出せるか」という応用が重要になってくるでしょう。

《トリック・デーモン》

効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが効果で墓地へ送られた場合、または戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「トリック・デーモン」以外の「デーモン」カード1枚を手札に加える。

これは私がよく使うモンスターカードの1つ、《トリック・デーモン》の情報です。
カードを読み込む際の例として、私がこのカードを読んでどんなことを考えるのかを下に文章化してみました。

カード情報の整理

カード名称(《トリック・デーモン》)
 「デーモン」に属するカードであり、キーカード。
 とは言え、自身以外の「デーモン」カードのサーチとなので、自身はサーチ不可。
 《デーモンの騎兵》の蘇生対象になる
ステータス(闇属性・レベル3・悪魔族 攻1000 守0)
・闇属性
《終末の騎士》や《ダーク・グレファー》、《エターナル・カオス》の効果で墓地へ送ることができる
レベル3以下なので、《身代わりの闇》に対応する
《影依融合》で《エルシャドール・ミドラーシュ》の融合素材として墓地へ送ることができる
《ユニオン・キャリアー》で闇属性モンスターに装備できる
・レベル3
レベル3かつ悪魔族なので、《魔界発現世行きデスガイド》や《彼岸の悪鬼 スカラマリオン》(闇属性指定)からサーチ・リクルートできる
レベル3以下なので《マスマティシャン》の効果で墓地へ送ることができる
《ネオス・フュージョン》で《E・HERO ブレイヴ・ネオス》の融合素材として墓地へ送ることができる
・悪魔族
《魔神童》、《魔サイの戦士》から墓地へ送ることができる
《コマンド・リゾネーター》でサーチできる
《ユニオン・キャリアー》で悪魔族モンスターに装備できる
・攻撃力1000
1500以下なので、《クリッター》からサーチできる
《キラートマト》からリクルートも可能
・守備力0
1500以下なので、《黒き森のウィッチ》からサーチできる
0なので《悪夢再び》でサルベージも可能
テキスト情報
・テキスト外
名称指定のターン1効果
・前半部
効果を発動するには「効果によって墓地へ送られる」か「戦闘に破壊される」ことが条件となる。
「効果によって」とあるので、《ダーク・グレファー》の「手札から捨てて発動する(発動コスト)」ことで墓地へ送られても条件を満たさない。
《おろかな埋葬》や《クロノダイバー・リダン》、「未開域」の効果処理として手札から捨てる効果や「メタルフォーゼ」モンスターのP効果のようなカードの効果によって、墓地へ送られた場合に発動することができる。
攻守のステータスは低いので、戦闘破壊自体は簡単に行える。
・後半部
「デーモン」カードをデッキから手札に加えることができる。
《デーモンの呼び声》や《デーモンの宣告》といった各種「デーモン」カードがサーチ範囲で、《エキセントリック・デーモン》《インフェルニティ・デーモン》辺りもサーチ可能。
【デーモン】や【悪魔族】以外にも《デーモンの宣告》+《真実の名》のコンボや、悪魔族の強力なサポートである《デーモンの呼び声》をサーチするギミック、Pスケール7のサーチのひとつとして採用することができる。

今回はできるだけ実用的な情報にしましたが、モンスターカード1枚からでもこれだけの情報を引き出すことができるということが、お分かりいただけたでしょうか。
この例のようにカード情報のひとつひとつを整理しながら、「どんなことができるか、考えられるか」を考えながら読み込んでいきましょう。

整理した情報を活用する

そして例に挙げた《トリック・デーモン》では、「デーモン」カードのサーチ効果を起動させるために「このカードを如何にしてカード効果で墓地へ送るか」ということが重要となってきます。
先ほどのカード情報を整理して、さらにそこからコンボ・ギミックとして使えそうなものを以下のようにピックアップしてみました。

《トリック・デーモン》の効果を起動するギミックの例
《トリック・デーモン》で攻撃力1000以上のモンスターに攻撃して戦闘破壊される
《終末の騎士》や《マスマティシャン》、《魔サイの戦士》などの効果で、デッキから墓地へ送る
《影依融合》や《ネオス・フュージョン》を使って、融合素材としてデッキから墓地へ送る
《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》で上記「フュージョン」魔法カードをコピーして、デッキから墓地へ送る
通常召喚や特殊召喚でモンスターゾーンに出し、「メタルフォーゼ」P効果などの効果で破壊する
《ユニオン・キャリアー》などの効果で魔法・罠ゾーンに出し、「メタルフォーゼ」P効果などの効果で破壊する

このようにカードテキストの読む際に、カードの知識と併せて考えることで、構築のアイデアへとつながっていきます。
ただ単にテキストを読むだけでなく「実際にどう使うか」を考えながら読むということが、脱初心者ひいては中級者に必要となるカードの読み方である、という訳です。

もちろんこうした理解を深めるには、カードの知識をどれだけ持っているかが重要となってきます。
新しいカードが登場する度に、自分の頭の中のカード情報(カードプール)を整理して、知識を更新していくことが大切になります。

こうした積み重ねが、のちにデッキ構築のスキル向上にもつながってくることとなるのです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

今回は一度初心に帰って、自分がライター活動で一番最初に書いた『遊戯王の教科書』シリーズをあらためて書くことにしました。

カードを読み方ひとつを取っても、なかなか奥深いところがありましたね。
遊戯王のカードはかなり情報が詰め込まれていて、かなり慣れてきた中級者であっても、そのすべてを理解するのは大変なものとなっています。(細かな裁定なども含めてしまうと、理解するのはかなり難しいと言われています)

しかしそれでも、やはりカードの理解が深まれば、デッキを構築する力やプレイングのスキルも一緒に高まってきます。
一朝一夕で身につくようなものではありませんが、いろんなデッキを作ったり、いろんな人と対戦したりしながら、自分のペースでゆっくり頑張っていきましょう。

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またこれからも少しずつですが、こうした初心者や脱初心者、初級者から中級者以上の人に向けた記事も投稿していこうと思います。
その際はまた、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは今回はこの辺でお別れといたしましょう。
ここまでのご精読ありがとうございました。