【トゥーンデッキ2020】新規カード・デッキ解説

2020年10月28日

読者の皆さま、こんにちは。
今回は『WORLD PREMIERE PACK 2020』で強化された【トゥーン】デッキについて、紹介していきたいと思います。

5分ほどで読める内容になってますのでお時間のある時にでも、気軽にお読みいただければと思います。
それではどうぞ、よろしくお願いします。

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【トゥーン】デッキは、テーマ内のほとんどのカードが「自分フィールドに《トゥーン・ワールド》が存在する場合」という条件を持った、とてもユニークなテーマです。
原作『遊☆戯☆王』における「決闘者の王国編」の黒幕として登場した、ペガサス・J・クロフォードが使用するデッキとしても有名ですね。

このデッキは《トゥーン・ワールド》もとい《トゥーン・キングダム》(《トゥーン・ワールド》として扱うことができるフィールド魔法)を自分フィールドに維持し、
《トゥーン・ワールド》があれば直接攻撃が可能となる「トゥーン」モンスターや、強力な効果を持った「トゥーン」魔法・罠カードや専用のサポートカードを駆使して戦っていきます。

目次

デッキレシピ紹介

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/member_deck.action?cgid=fc51fe0f1964a2af656c63096b8da51c&dno=12&request_locale=ja

レシピなのか。

・モンスターカード 13枚
《トゥーン・カオス・ソルジャー》×2
《トゥーン・ブラック・マジシャン》×2
《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》×2
《トゥーン・リボルバー・ドラゴン》×1
《トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール》×2
《トゥーン・ハーピィ・レディ》×1
《トゥーン・ヂェミナイ・エルフ》×1
《伝説の黒石》×2

モンスターはかなり少なめの採用枚数となっています。
【トゥーン】はテーマ内のサーチカードがとても豊富なので、このくらいの枚数でも十分に機能させることが可能です。
《トゥーン・キングダム》さえあれば「トゥーン」モンスターを維持するのはかなり容易となるので、高打点の「トゥーン」モンスターを場に出して直接攻撃を3回ほど決めれば、そのまま一気にライフを削りきることができます。

・魔法カード 23枚
《トゥーンのもくじ》×3
《トゥーンのしおり》×3
《トゥーン・ロールバック》×1
《トゥーン・フリップ》×3
《トゥーン・キングダム》×3
《コピーキャット》×1
《コミックハンド》×3
《強欲で金満な壺》×3
《テラ・フォーミング》×1
《禁じられた聖杯》×2

《トゥーンのもくじ》《トゥーンのしおり》《トゥーン・フリップ》と、デッキに触れるカードがとても多いのが【トゥーン】の特徴です。
これまでは少し使いにくかった《コミックハンド》や《コピーキャット》もサーチ可能となったので、それらも多めに採用してみました。
今回の構築ではあまりEXデッキを使わないように考えていたので、《強欲で金満な壺》も3枚採用しています。
また《禁じられた聖杯》は相手モンスターの効果を無効化させるだけでなく、自身の「トゥーン」モンスターに対して発動することで、デメリットを消すというちょっとオシャレな使い方ができます。

・罠カード 4枚
《トゥーン・テラー》×2
《激流葬》×2

新規カードである専用のカウンター罠《トゥーン・テラー》の登場で、キーカードである《トゥーン・キングダム》を(少し)守りやすくなりました。
また【トゥーン】デッキはあまり除去が得意ではないので、《激流葬》を併せて採用しています。
《トゥーン・キングダム》を組み合わせることで、「トゥーン」モンスターの破壊を免れながら、相手モンスターだけを除去することが可能となっています。

・EXデッキ 15枚
《真紅眼の鋼炎竜》×1
《No.11 ビッグ・アイ》×2
《No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》×2
《リンクスパイダー》×3
《トロイメア・ケルベロス》×2
《トロイメア・フェニックス》×2
《トロイメア・ユニコーン》×2
《ヴァレルロード・ドラゴン》×1

基本的には《強欲で金満な壺》のコストとして除外してしまいますが、普通に使うことも想定して構築しています。
《トゥーン・ブラック・マジシャン》や《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》を使ってランク7エクシーズを出すことができるので、《No.11 ビッグ・アイ》や《No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》といった強力なエクシーズモンスターを使うことができます。

新規カード解説

《トゥーン・カオス・ソルジャー》

特殊召喚・トゥーン・効果モンスター
星8/地属性/戦士族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。自分の手札・フィールドから、レベルの合計が8以上になるようにトゥーンモンスターをリリースした場合に特殊召喚できる。
①:自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。
②:1ターンに1度、自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

新しく登場した「トゥーン」モンスターの1体。
重めの召喚条件に設定されていますが、【トゥーン】の展開では「召喚条件を無視して特殊召喚」することが多いので、さほど気にすることはありません。(その場合、蘇生制限は満たせませんが)

①は「トゥーン」モンスター共通である《トゥーン・ワールド》が存在する場合に直接攻撃可能となる永続効果、
②は元となった《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》を意識した、フィールドのカード1枚を除外する起動効果となっています。

このカードの最大の特徴は、特殊召喚したターンでも攻撃可能な「トゥーン」モンスターという部分です。
《トゥーン・ワールド》がある状態で後述する《トゥーン・フリップ》などを使ってデッキから特殊召喚し、さらにこのカードを対象として《トゥーン・ロールバック》を発動することで2回攻撃を可能にすれば、そのまま直接攻撃で6000ポイントものダメージを与えることができます。

《トゥーン・ハーピィ・レディ》

トゥーン・効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1300/守1400
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。自分フィールドに他のトゥーンモンスターが存在する場合、さらに相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。
②:このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
③:自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。

新しく登場した、もう1体の「トゥーン」モンスター。
こちらは通常召喚可能でありながら自身を手札から特殊召喚する効果を持っているので、【トゥーン】の苦手な展開が可能なカードとなっています。
また条件付きではありますが魔法・罠カードの破壊も内蔵しているので、他の「トゥーン」モンスターと併せて出すことで露払いを行うことができます。

【トゥーン】ではこのカード以外にも、《トゥーン・マーメイド》や《トゥーン・ヂェミナイ・エルフ》といった扱いやすい星4モンスターがいくらか存在するので、下級モンスターを中心とした4軸構築にするのも面白いかもしれません。

《トゥーンのしおり》

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:「トゥーンのしおり」以外の「トゥーン・ワールド」のカード名が記されたカードまたは「トゥーン・ワールド」1枚をデッキから手札に加える。
②:自分フィールドの「トゥーン・ワールド」が効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

新たに登場した【トゥーン】の切り札となる魔法カード。
《コミックハンド》《コピーキャット》といった、強力な効果を持ちながらも「トゥーン」カードではなかったために使いづらかったカードが一気に使いやすくなりました。

また②の《トゥーン・ワールド》の身代わりとなる効果も、これまで【トゥーン】が苦手としていた《サイクロン》系のカードから守ることができるようになり、いくらか防御面も向上しました。
後述する《トゥーン・テラー》と併せて使うことで、《トゥーン・ワールド》ならびに《トゥーン・キングダム》を2段構えで守れるようになったのは、かなり大きな点だと思います。

《トゥーン・フリップ》

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合に発動できる。デッキからカード名が異なるトゥーンモンスター3体を相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。そのモンスター1体を召喚条件を無視して自分フィールドに特殊召喚する。残りのモンスターはデッキに戻す。

こちらも新しい【トゥーン】の切り札的な位置にあるカード。
デッキから3体の「トゥーン」モンスターを選び、その中からランダムに選んだ1体を召喚条件を無視して特殊召喚するという、破格の性能をもった速攻魔法です。

【トゥーン】の中では特に《トゥーン・カオス・ソルジャー》と《トゥーン・ブラック・マジシャン》、そして《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》が強力なので、基本的にはこの3体を選ぶことになります。
また状況によっては、特殊召喚したターンにも攻撃可能な《トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール》を選ぶこともあります。

このカードは速攻魔法という部分もかなり優秀で、他の伏せカードと一緒に伏せて相手ターンに発動することで、相手の計算を狂わせながら「トゥーン」モンスターの攻撃制限のデメリットを疑似的に回避するという使い方ができます。

《トゥーン・テラー》

カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「トゥーン・ワールド」及びトゥーンモンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。

新たに登場した【トゥーン】専用のカウンター罠。
発動条件こそ重く設定されてはいますがほとんどのカードを無効にできるので、キーカードである《トゥーン・ワールド》ならびに《トゥーン・キングダム》を守るためのカードとして使うことができます。

「トゥーン」カードに属しているので《トゥーンのもくじ》などでサーチすることが可能ですが、このカードが見えている状態で相手が《ハーピィの羽根箒》などの除去を撃ってくるとは考えにくいので、見た目以上に使い方は考える必要があります。

デッキの改造ポイント

今回の【トゥーン】デッキは、かなり私自分の考え方に寄せた構築になっています。
特にモンスターの採用枚数に関しては、初手の被りを恐れてかなり少なめにしていますので、不安だと感じる方はもっとモンスターの採用枚数を増やしてもアリでしょう。
《トゥーン・ハーピィ・レディ》らの4軸と《トゥーン・ブラック・マジシャン》ら7軸を混ぜた、モンスターを主軸にする構築も可能なので、その場合は以下のようにカードを入れ替えると良いかと思います。

デッキを改造する際の、入れ替え候補を以下に羅列してみました。
理由も箇条書きにしていますので、参考程度にお読みくださいませ。

・out 候補
《トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール》 星6で展開系にするとつかいにくいため。
《強欲で金満な壺》 展開系になると、EXデッキをコストにできなくなる。
《禁じられた聖杯》 カード1枚で得られるリターンは多くないため。
《コピーキャット》 発動条件の重さに対して、リターンは少なめ。
《コミックハンド》(枚数調整) 強力だが展開の安定を取るなら減らした方がいいかも。
《トゥーン・テラー》 妨害に回すリソースを展開に回したいため。
《激流葬》 理由は《トゥーン・テラー》同上

・in 候補
《トゥーン・ブラック・マジシャン》(枚数調整) このカードから、すぐランク7エクシーズへ繋げられる。
《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》 こちらもランク7エクシーズに繋げやすいカード。
《トゥーン・サイバー・ドラゴン》 相手モンスターを《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》に変換。
《トゥーン・マーメイド》 手札からの特殊召喚がターン1ないので展開系に。
《トゥーン・仮面魔道士》 闇属性・魔法使い族の星4として採用候補に。
《トゥーン・ハーピィ・レディ》(枚数調整) 展開要因と魔法・罠除去を兼ねたオールラウンダーとして。
《チョコ・マジシャン・ガール》 魔法使い族を多めに採用するなら、ドローソース兼壁モンスターとして。
《召喚僧サモンプリースト》 4軸に重きを置くなら。魔法のコストは困りにくい。
《バハムート・シャーク》 《トゥーン・マーメイド》2体で作れる。
《餅カエル》 いつもの。《バハムート・シャーク》のお供。
《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》 理由は《トゥーン・サイバー・ドラゴン》参照。
《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》 破壊から《トゥーン・キングダム》を守れる。
《旋壊のヴェスペネイト》 役目を終えたランク4エクシーズを打点に変換。
その他の汎用リンクモンスター ランク7の《No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》で生成されるトークンを有効活用。

おわりに

いかがだったでしょうか。

【トゥーン】は私自身、かなり長い間つかっているデッキの一つなので、海外新規が判明した際はとても嬉しかったのを覚えています。
最初期に収録された時からずっと不遇な扱いを受けてきたテーマではありますが、今回の新規が登場したことによって、フリー対戦でも良い勝負ができる程度には強化されました。

最近はフリー環境であってもかなり高速化が進んでいるので、【トゥーン】のような過去のテーマデッキはこれくらいの強化がないと、対等以上に戦えなくなってきているというのも正直なところではあります。
ですが近年は【サンダー・ドラゴン】や【竜騎士ガイア】といった過去のテーマの強化も来ていましたし、次の通常弾でもまさかの【アームド・ドラゴン】強化が来るということなので、そうした過去テーマにもいつかはチャンスが巡ってくるだろうと思います。

十数年も前に登場したテーマデッキが、思わぬ形で強化されて現代によみがえるというのは、まさに遊戯王ならではの光景と言えるかもしれませんね。

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それでは今回は、この辺りといたします。
ここまでのご精読、ありがとうございました。