【スプリガンズ】デッキ紹介・解説

こんにちは。
今回は10月31日に発売される『BLAZING VORTEX』で収録予定の、【スプリガンズ】について紹介・解説していきたいと思います。
※未発売カードなので、画像は後日掲載いたします。
不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。
カード情報の参考URL 遊戯王.jp-2020/10/16「スプリガンズ」紹介ページ
【スプリガンズ】とは
【スプリガンズ】は機械族・炎属性のモンスターで統一されたテーマです。
ゾーンを指定してカードを破壊・無効化しながら、《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》をはじめとする大型エクシーズで戦うテーマです。
エクシーズテーマではありますが、フィールド魔法《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》の効果で手札コスト1枚から出すことが可能で、「スプリガンズ」モンスターの効果で毎ターンX素材を確保しながら戦っていきます。
ゾーンを指定して周囲のカードを破壊したり同じ列のカードを破壊したりといった、対象に取らない破壊を得意としています。
また11期に登場したテーマなので、《アルバスの落胤》の関する背景ストーリーから、《アルバスの落胤》をはじめとした融合モンスターもサポートする形となっています。
【スプリガンズ】デッキレシピ紹介

レシピなのか。
今回はテーマ紹介ということで、【スプリガンズ】の動きに寄せた構築しています。
モンスター 18枚(8種) |
《スプリガンズ・キャプテン サルガス》 ×3 |
《スプリガンズ・バンガー》 ×3 |
《スプリガンズ・ピード》 ×3 |
《スプリガンズ・ロッキー》 ×2 |
《アルバスの落胤》 ×2 |
《教導の聖女エクレシア》 ×1 |
《惑星探査車》 ×2 |
《モンスターエクスプレス》 ×2 |
魔法カード 12枚(6種) |
《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》 ×3 |
《スプリガンズ・ウォッチ》 ×3 |
《天底の使徒》 ×2 |
《おろかな埋葬》 ×1 |
《テラ・フォーミング》 ×1 |
《エクシーズ・インポート》 ×2 |
罠カード 10枚(6種) |
《スプリガンズ・ブラスト!》 ×2 |
《スプリガンズ・コール!》 ×2 |
《ドラグマ・エンカウンター》 ×1 |
《ドラグマ・パニッシュメント》 ×1 |
《のどかな埋葬》 ×2 |
《掃射特攻》 ×2 |
EXデッキ 12枚(6種) |
《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》 ×3 |
《鉄駆竜スプリンド》 ×3 |
《灰燼竜バスタード》 ×2 |
《痕喰竜ブリガンド》 ×1 |
《旧神ヌトス》 ×2 |
《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》 ×1 |
残り3枚 自由枠 |
【スプリガンズ】各カード解説
それでは、各カードの解説をしていきましょう。
「スプリガンズ」モンスターカード
《スプリガンズ・キャプテン サルガス》

星8/炎属性/機械族/攻1500/守2800 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札・フィールド・墓地に存在する場合、自分フィールドの「スプリガンズ」Xモンスター1体を対象として発動できる。このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。 (2):相手ターンに、自分フィールドのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。 (3):このカードを素材として持っている「スプリガンズ」Xモンスターは以下の効果を得る。 ●このカードの攻撃力は500アップする。 |
《スプリガンズ・バンガー》

星8/炎属性/機械族/攻 500/守2500 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札・フィールド・墓地に存在する場合、自分フィールドの「スプリガンズ」Xモンスター1体を対象として発動できる。このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。 (2):自分の墓地から「スプリガンズ・バンガー」以外の「スプリガンズ」モンスター1体とこのカードを除外して発動できる。デッキから「スプリガンズ」カード1枚を手札に加える。 |
《スプリガンズ・ピード》

星4/炎属性/機械族/攻 0/守2000 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードをリリースし、「スプリガンズ・ピード」以外の自分の墓地の「スプリガンズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。 (2):このカードが手札・フィールド・墓地に存在する場合、自分フィールドの「スプリガンズ」Xモンスター1体を対象として発動できる。このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。 |
《スプリガンズ・ロッキー》

星4/炎属性/機械族/攻1800/守 800 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、「スプリガンズ・ロッキー」以外の自分の墓地の、「スプリガンズ」モンスター1体または「大砂海ゴールド・ゴルゴンダ」1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。 (2):このカードが手札・フィールド・墓地に存在する場合、自分フィールドの「スプリガンズ」Xモンスター1体を対象として発動できる。このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。 |
モンスター総評
「スプリガンズ」モンスターは共通効果で、手札・フィールド・墓地から自身を「スプリガンズ」Xモンスターの素材とする効果を持っています。
このカードが手札・フィールド・墓地に存在する場合、自分フィールドの「スプリガンズ」Xモンスター1体を対象として発動できる。このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。 |
《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》はX素材の数までカードを破壊する効果をもっているので、素材の数が多いほど、能力を発揮できるものとなっています。
メインデッキの「スプリガンズ」モンスターは現在4種類存在するので、1ターンに最大4枚のX素材を確保することができます。
また「スプリガンズ」モンスターの固有効果は、以下のようになっています。
《スプリガンズ・キャプテン サルガス》 | 相手ターンに1度、自分フィールドのX素材1つを取り除き、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象にとって破壊 また自身がX素材となっている場合、そのXモンスターの攻撃力を500アップする |
《スプリガンズ・バンガー》 | 墓地から自身と「スプリガンズ」カードを除外することで、デッキから「スプリガンズ」カード1枚をサーチ |
《スプリガンズ・ピード》 | 自身をリリースして、墓地から自身以外の「スプリガンズ」モンスターを蘇生 |
《スプリガンズ・ロッキー》 | 召喚・特殊召喚時に、墓地から自身以外の「スプリガンズ」モンスターまたは《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》を回収 |
この中ではやはり《スプリガンズ・キャプテン サルガス》が強力で、【スプリガンズ】では貴重な相手ターンの妨害が可能となっています。
この《スプリガンズ・キャプテン サルガス》を出すには《スプリガンズ・ピード》の効果や、後述する《鉄駆竜スプリンド》《スプリガンズ・コール!》の効果を使うことになります。
《スプリガンズ・バンガー》はサーチ効果となっているので、状況に応じて「スプリガンズ」モンスターをサーチしたり、《スプリガンズ・ウォッチ》などの魔法・罠カードをサーチすることができます。
《スプリガンズ・ロッキー》はモンスター回収効果ですが、「スプリガンズ」モンスターは墓地にいても問題ものが多いので、破壊されてしまった《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》をEXデッキに戻す役割の方が多くなることでしょう。
「スプリガンズ」EXモンスターカード

《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》
エクシーズ・効果モンスター ランク8/炎属性/機械族/攻1600/守2500 レベル8モンスター×2体以上 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):相手のモンスターゾーンまたは魔法&罠ゾーンを1ヵ所指定して発動できる。 このカードのX素材を任意の数だけ取り除き、その数だけ、指定したゾーン及びその前・後・隣のゾーン(モンスターゾーン・魔法&罠ゾーン)に存在するカードの中から、相手のカードを選んで破壊する。 (2):相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。 このカードをエンドフェイズまで除外する。 |
現在、唯一存在している「スプリガンズ」Xモンスター。
(1)の効果は、相手のモンスターゾーンまたは魔法・罠ゾーンを指定して発動し、効果処理でX素材を取り除くことで、その数までそのゾーン及び周囲のゾーンのカードを破壊するというものです。
ゾーンを指定するという発動条件から分かるように、カードを対象に取る効果ではないので、「対象にならない」などの効果や、対象になったことで発動する効果を無視して破壊することができます。
(2)の効果は、相手のメインフェイズ・バトルフェイズに自身をエンドフェイズまで除外する効果。
高打点モンスターの攻撃や《サンダー・ボルト》のような除去に対して発動することで、自身を破壊から守ることができます。
またこの(2)の効果は、後述する《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》の「相手モンスターを攻撃できなくする」効果のトリガーにすることもできます。
《鉄駆竜スプリンド》

融合・効果モンスター 星8/闇属性/機械族/攻2500/守2000 「アルバスの落胤」+このターンに特殊召喚された効果モンスター このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分メインフェイズに発動できる。 自分フィールドのこのカードの位置を、他の自分のメインモンスターゾーンへ移動する。その後、移動したこのカードと同じ縦列の他の表側表示のカードを全て破壊できる。 (2):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。 デッキから「スプリガンズ」モンスターまたは「アルバスの落胤」1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する。 |
新たに登場した《アルバスの落胤》を素材に要求する融合モンスター。
ターン中に特殊召喚されたモンスターであればいいので、相手ターン中に《アルバスの落胤》を蘇生して効果を発動すれば、ほとんどの相手モンスターを素材にできるようになりました。
(1)の効果は自分メインフェイズに発動できる効果で、このカードを他のメインモンスターゾーンへ移動させ、その縦列の表側表示のカードをすべて破壊する効果です。
《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》と同様に対象を取らない破壊効果で、しかもコストを必要としないのが優秀ですね。
(2)の効果は、エンドフェイズに《アルバスの落胤》または「スプリガンズ」モンスターをサーチまたはリクルートするというもの。
《モンスターエクスプレス》や《天底の使徒》でEXデッキから墓地へ送ることで、相手ターンに効果を発動できる《スプリガンズ・キャプテン サルガス》をリクルートしたり、相手と融合できる《アルバスの落胤》をサーチして次のターンに備えたりという使い方になることでしょう。
「スプリガンズ」魔法カード
《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》

フィールド魔法 このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドの「スプリガンズ」Xモンスターの攻撃力は1000アップする。 (2):自分フィールドに「スプリガンズ」Xモンスターが存在しない場合、手札から「スプリガンズ」カード1枚を捨てて発動できる。EXデッキから「スプリガンズ」Xモンスター1体を特殊召喚する。 (3):自分フィールドの表側表示のXモンスターが効果でフィールドから離れた場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターは攻撃できない。 |
【スプリガンズ】の動きの核となるフィールド魔法。
(2)の効果で自分フィールドに「スプリガンズ」Xモンスターが存在しない場合に、手札から「スプリガンズ」カードを捨てて、EXデッキから「スプリガンズ」Xモンスターを特殊召喚することができます。(X召喚ではないので、蘇生制限に注意)
この効果のコストで「スプリガンズ」モンスターを捨てておくと、「スプリガンズ」モンスターの共通効果で、墓地から「スプリガンズ」Xモンスターの素材となることができます。
特に《スプリガンズ・バンガー》は墓地から除外することで「スプリガンズ」カードをサーチする効果があるので、このコストに最適なカードとなっています。
(1)はスプリガンズ」Xモンスターの攻撃力を1000アップする効果。
《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》は元々の攻撃力が1600なので、この効果で2600まで引き上げることができます。
さらに《スプリガンズ・キャプテン サルガス》の効果で500アップさせることもできるので、3100まで攻撃力を上昇させることも可能となります。
(3)は自分の表側表示のXモンスターが効果でフィールドを離れた場合に、相手モンスター1体を対象にとって攻撃できなくする効果になっています。
《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》の(2)の効果で、相手ターン中にフィールドから一時的に除外することができるので、その効果をトリガーに相手の高打点モンスターを攻撃不能にする、というように使っていきます。
《スプリガンズ・ウォッチ》

通常魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):デッキから「大砂海ゴールド・ゴルゴンダ」1枚を手札に加える。自分のフィールドゾーンに「大砂海ゴールド・ゴルゴンダ」が存在する場合、代わりに以下の効果を適用できる。 ●デッキから「スプリガンズ」モンスター1体を手札に加え、デッキから「スプリガンズ」モンスター1体を墓地へ送る。 |
《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》をサーチできる通常魔法。
既に《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》が存在する場合には、代わりに「スプリガンズ」モンスター1体をサーチしながらもう1体を墓地へ送るという強力な効果を適用することもできます。
このデッキは《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》がなくては始まらないので、基本的には《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》をサーチすることになります。
しかしながら、やはり「スプリガンズ」モンスターのサーチ・墓地送り効果の方が強力なので、できればそちらを使えるように構築・プレイングしたいところではあります。
あとこのカードは「スプリガンズ」カードなので、《スプリガンズ・バンガー》の効果でサーチできます。
「スプリガンズ」罠カード
《スプリガンズ・ブラスト!》

通常罠 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分フィールドに「スプリガンズ」モンスターが存在する場合、相手のメインモンスターゾーンを1ヵ所指定して発動できる。 そのゾーンに表側表示モンスターが存在する場合、このターン、そのモンスターは直接攻撃できず、効果は無効化される。そのゾーンにモンスターが存在しない場合、このターン、指定したゾーンは使用できない。 自分フィールドに「アルバスの落胤」を融合素材とする融合モンスターが存在する場合、この効果で指定するゾーンを2ヵ所にできる。 |
自分フィールドに「スプリガンズ」モンスターが存在する場合に、相手のメインモンスターゾーンを指定して発動できる効果をもっている通常罠カード。
モンスターが存在するゾーンであればそのモンスターを無効化・攻撃不可にして、モンスターが存在しないゾーンならこのターン使用不可とすることができます。
【スプリガンズ】では貴重な妨害効果を持ったカードとなっているので、先行ターンで構えたいカードの1枚となります。
また《アルバスの落胤》を融合素材とする融合モンスターが存在する場合に、指定できるゾーンが2カ所になるのですが、融合モンスターは《鉄駆竜スプリンド》などの名称から分かるように「スプリガンズ」ではないものばかりなので、発動条件を満たしているかどうかはきちんと確認するようにしましょう。
《スプリガンズ・コール!》

通常罠 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分の墓地の、「スプリガンズ」モンスターまたは「アルバスの落胤」1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 (2):自分の墓地からこのカードと融合モンスター1体を除外し、自分フィールドの「スプリガンズ」Xモンスター1体を対象として発動できる。 EXデッキから「アルバスの落胤」を融合素材とする融合モンスター1体を選び、対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。 |
(1)の効果は、墓地から「スプリガンズ」モンスターまたは《アルバスの落胤》を蘇生する効果となっています。
蘇生候補としてはやはり、相手ターンに除去が可能な《スプリガンズ・キャプテン サルガス》や、相手モンスターと融合できる《アルバスの落胤》となってくるでしょう。
(2)は墓地からこのカードと融合モンスターを除外することで、EXデッキから《アルバスの落胤》を融合素材とする融合モンスターをX素材とする効果です。
《鉄駆竜スプリンド》を間接的に墓地へ送れるカードとして使えますが、そもそも発動条件に融合モンスターを墓地に必要とするので、先に《アルバスの落胤》などを使い融合モンスターを出しておく必要がある点は注意しておきましょう。
相性の良いカード
《アルバスの落胤》
テーマ内のカードを読むと分かりますが、実質的に《アルバスの落胤》はほぼ必須カードとなっています。
《スプリガンズ・ブラスト!》や《スプリガンズ・コール!》を採用する場合には、どうしても《アルバスの落胤》や融合モンスターが必要となってくるので、構築の際は意識しておきましょう。
↓《アルバスの落胤》から出しやすい融合モンスターの例
融合モンスター | 素材モンスターの条件 |
《鉄駆竜スプリンド》 | このターンに特殊召喚されたモンスター |
《灰燼竜バスタード》 | 攻撃力2500以上のモンスター |
《痕喰竜ブリガンド》 | レベル8以上のモンスター |
《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》 | トークン以外のフィールドの闇属性 |
《捕食植物ドラゴスタペリア》 | 融合モンスター |
《重装機甲 パンツァードラゴン》 | 機械族モンスター |
《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》 | 獣族モンスター |
【ドラグマ】関連カード
前述した《アルバスの落胤》にアクセスできるカードが多いので、【ドラグマ】関連カードも採用候補に挙がってきます。
特に《天底の使徒》は、制約こそあるものの《旧神ヌトス》などを墓地へ送りながら《アルバスの落胤》をサーチできるため強力です。
また《教導の聖女エクレシア》も、専用の蘇生カードである《ドラグマ・エンカウンター》や強力な除去効果を持つ《ドラグマ・パニッシュメント》がサーチできるので、採用する余地は十分にあります。
《惑星探査車》
何度もお話ししているように、【スプリガンズ】は《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》がなくては始まりません。
テーマ内にも召喚時効果を持っているのは、現状《スプリガンズ・ロッキー》だけなので、あまり召喚権が重要なテーマではありません。
《スプリガンズ・ウォッチ》のサーチ&墓地肥やし効果を活用するためにも、フィールド魔法にアクセスできる手段は多い方が良いと思います。
《モンスターエクスプレス》
《モンスターエクスプレス》は、自分フィールドのモンスターを対象に発動し、元々の種族が同じモンスターをEXデッキから墓地へ送るという効果を持っています。
【スプリガンズ】は機械族に統一されているので、機械族を対象に発動することでEXデッキから《鉄駆竜スプリンド》を墓地へ送り、エンドフェイズに《スプリガンズ・キャプテン サルガス》をリクルートするという動きができるようになります。
【スプリガンズ】はできるだけ早く《スプリガンズ・キャプテン サルガス》をフィールドに出しておきたいため、こうしたカードも採用しておいた方が良いでしょう。
《エクシーズ・インポート》
《エクシーズ・インポート》は、自分フィールドのXモンスターの攻撃力以下の相手モンスターを対象に発動し、X素材にするという効果を持った速攻魔法です。
【スプリガンズ】は相手ターンの妨害がそれほど得意ではないので、ある程度こうした汎用カードで補う必要があります。
幸いなことにほとんどの場合、自分フィールドには攻撃力2600になった《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》が存在しているので、発動機会にはあまり困らないことでしょう。
《掃射特攻》
自分フィールドの機械族Xモンスターの素材を任意の枚数取り除くことで、その数までフィールドのカードを対象にとって破壊できる永続罠カードです。
【スプリガンズ】の最大の特徴は毎ターンX素材を供給できるという点にあるので、このカードは非常に強力な除去カードとして使うことができます。
おわりに
いかがだったでしょうか。
リンク召喚ルールの導入後、カードの位置を参照するものが増えてきましたが、この【スプリガンズ】はまさにその境地ともいえるテーマですね。
私自身、【機界騎士】や《鉄騎龍ティアマトン》などの「位置を参照する」カードが好きなので、今回の【スプリガンズ】も使ってみてとても面白いテーマでした。
フィールド魔法《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》にかなり依存している点や、手札消費が多いので再展開が苦手な点などまだまだ課題はありますが、これからの強化も期待されるテーマなのでそこはゆっくり待っていましょう。
あと色んなところでも囁かれていましたが、アルバスくんとエクレシアちゃんの冒険がめっちゃいい感じになってきましたね……。(こち亀コラのそれ)
11期の背景ストーリー展開についても、これからますます期待したいところですね!
……
……
それでは今回は、この辺りといたしましょう。
ここまでのご精読、ありがとうございました。